普通に稲が育つとじつはいろんなタイプのお米が出来るのです。
具体的にいうと見た目は立派でも中身が充実していないとか、一見小粒でも
じつは中身はとても充実しているとか、その中間テキなものとか。
次の代へつなぐ種籾には中身がすかすかのモノより充実している方がいいですからね。
その充実した種籾をどのようにしてより分けるのか。
先人はとてもグッドな方法をやっていました。
一定の濃度の塩水に籾を浸けて軽くて浮いた籾は使わないで、沈んだ重い籾のみを
種籾として使うことにしたのですね。
わが家の種かしの動画です。
種かしは方言です。一般的には塩水選というやつですね。

比重計でキッチリと1.15の目盛に合うように塩水を作りました。
種籾は去年の籾ですが、天候の具合で籾粒が大きかったので、
あまり濃度を高くすると、大きい粒は浮力が大きいのでじつは良い籾まで
浮きやすくなってしまいます。それで今年は少し比重を下げました。
選別し終わった籾はシートの上で乾燥させてます。
しっかりと乾燥させておいて3月の温湯消毒の日まで保存しておきます。
いよいよ今年の稲作の準備です。
なんかワクワクする。
でも結構重労働・・
朝の8時から午後7時まで昼ごはんの25分間を除いてびっしりと
作業してました。
午後から寒くなってきたのでカイロを2枚背中に貼ってました。(笑)
