その間化学肥料と農薬は一切使っていないので最近の一般栽培の
農薬使用量などはどうなのかと調べてみました。
まずネットで「三重県 農薬使用量」などのキーワードで検索してみると
三重県の平成24年9月の資料を見つけました。
URLはこちらです。http://www.pref.mie.lg.jp/NOAN/HP/work/kankyo/kannkoulevelH24.pdf

三重県産のコシヒカリの場合、化学肥料の使用量は1反あたり
窒素換算で7.4キロ、その他の品種は11.0キロです。
次に化学合成農薬の使用成分回数はコシヒカリが16回、その他品種も16回
となってます。伊賀方面は多くなってますね。
農薬とは縁のない米つくりをしていたのでこの「使用成分回数」
というのがよくわからなかったので、三重県の農産物安全課の
Nさんに電話をかけて聞いてみました。親切丁寧に教えてもらいました。
つまり、
普通農薬は何種類かを混ぜて使用することが多いので
たとえば 殺菌剤A 1回分にカウント
殺菌剤B 1回分にカウント
殺虫剤A 1回分にカウント
殺虫剤B 1回分にカウント
除草剤A 1回分にカウント
除草剤B 1回分にカウント
の6剤を混ぜて一度に使用するとこれで6回分の成分使用回数に
なるということです。
1シーズンで2回農薬散布をするとして成分使用回数は合計12回分となります。
基準は16回分ですから12回分では一般栽培の米つくりとしては基準をクリア
しているということになりますね。
実際の農薬散布では病気や害虫の発生状況によって混ぜる農薬がいろいろ
変りますね。
この農薬使用量は台帳にきちんと記帳して管理をすることになってます。
一般的な殺菌剤・殺虫剤の効果は1週間程度続くそうです。
しかし除草剤の効果は約3カ月は持続するそうです。
稲も出穂を過ぎると細い根が田んぼの表面を這って伸びてきますから
除草剤が土の表面をコーティングしているところを根が伸びていくことに
なりますね。
以前、胃の検診などでよく使う「バリウム」を使って稲を育てて1粒の籾に
どれくらいバリウムが含まれるかという実験結果を見たことがありますが
見事に胚芽の部分ともみ殻と玄米の間の精米すれば糠になる部分に蓄積されて
いて、籾に吸収されたバリウムが光っているのを見て驚いたことがありました。
その結果をもう一度見たいとネット上で探しているのですがまだ見つけだせて
いません。
鋭意検索中です。・・・・<(_ _)>
わが家は農薬類(除草剤も含む)は使っていないので使用方法はわかりません。
じい様も「忘れてしもた~」と言ってます。
畦草刈りの作業が結構重労働なので高齢の農業者からは除草剤を撒いたという話も
ちらほら聞こえてくるようになって心が痛むこの頃です。