イセヒカリの収穫・・・来年は撤退します
結果は今年もカメムシにやられて減収しました。
最初、イセヒカリの特徴はコシヒカリより多収量で硬質米ということ
でした。
またコシヒカリより2週間から半月ほど登熟が遅いということでした。
これはかなり期待できると思って栽培をはじめたのですが、イセヒカリを栽培して
今年で9年目ですが、一度もコシヒカリの収量を超えたことがありません。
またカメムシ被害がかなり多くて何度も選別機を通す必要がありました。
今回かなりイセヒカリという品種に失望をしています。
考えられる理由は:
カメムシの被害は周辺のコシヒカリが稲刈りを終えた後、いまだ立毛中の
わが家のイセヒカリの田んぼに一斉にやってくるということがあるのではないか。
慣行栽培なら農薬を散布することで防除できるが、わが家は無農薬栽培のため
対応策がないのです。
唯一できるカメムシ対策
仮にコシヒカリと同じタイミングで稲刈りができればカメムシも広く地域に分散しており
わが家だけ特別被害がひどいということはないとおもわれます。
しかしそうするとイセヒカリの田植えをコシヒカリより2週間も早く行わなければなりません。
これはまだまだ寒いので育たないと思われますね。
もう一つ、イセヒカリは分けつも旺盛で草姿も立派ですが、いざ籾を摂ると
以外に「あれ?」というくらい籾の量が少ないのですね。
養分が茎、葉にいって籾にいかないのかも?
※また今年はやりくりしてコシヒカリに転換してもらえるお客さまへは転換を
お願いしておりますが大変心苦しいです。
※またまずコシヒカリの稲刈り後、半月後にイセヒカリの稲刈りとなるので
その間にコンバイン、乾燥機、選別機、籾すり機などの掃除を徹底して
籾が混ざらないようにしてますので
1シーズンで2回機械の分解掃除を行っています。
かなり手間暇がかかります。
以上のような訳でなかなか手間暇がかかり、収量も少なく、被害米も多いため、
今年を最後に「イセヒカリ」の栽培から撤退いたします。
安定のコシヒカリ
コシヒカリは毎年自家採種して栽培していますが、安定して収量があります。
今年はちょっとどうかなぁ~と思っていてもいざ稲刈りをすると以外に
収量ありますね。
安定してます。
来年からはコシヒカリ一本でいきたいと思っています。
m(_ _)m