大失敗の乗用チェーン除草機2種

2012年の年末から翌2013年の春まで乗用式のチェーン除草
考えてました。
結局大失敗をしてしまい実用化できませんでしたが主な2機種について
紹介します。
ポンコツですがご容赦を・・・

津市のモーターパラグライダーの愛好家の方と知り合いになったことから
背中に背負うプロペラエンジンユニットを入手しました。
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ここからトンでもチェーン除草が閃いた!!!

乗用のホバークラフトを製作しそれにチェーンを牽引させる・・のはどうだろうか?
推進はプロペラエンジンユニットがある!!!
製作過程 ↓
父親が使っていた動力噴霧器があったのでそれを改造してアルミフレームを製作して
合体してホバークラフトを作りました。

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動画はこちら↓


次は実際にプールでうまく浮くことができるか?



ご覧のようにコンクリート床ではうまく浮上できたのに水上では沈んでしまい
うまくうきませんでした。
大失敗でした。


ではどうせならゴムボートにプロペラを載せたらうまく水上を
移動できるのではないかと思いました。
こんな感じですね。↓

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実際にプールに浮かべるとこんな感じですね。
とても期待が持てます。
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動画はこんな感じです↓


しかしこの新兵器も実際に水田にもっていって試したところチェーン除草のチェーンが
泥と絡みつきいわゆる船の錨のような状態になってしまい意外とゴムボートが
進まないのです。

実験開始10分くらいでこの新兵器は夢と消えました。

モーターパラグライダー用のエンジン式のプロペラは愛好家の方に引き取ってもらいました。
ゴムボートは漕代小学校に寄贈しました。
夏場にプールで活躍してくれているそうです。"(-""-)"

あまりのショックで動画は残っていません・・・とほほ・・・


まぁこれらのショックの後、和同産業の水田除草機に巡り合えたので
自作のチェーン除草機の開発からは解放されたって感じです。
本当にすごい除草機なのに2018年をもって生産中止です。
とても残念ですね。

水田除草の変遷について・・・

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雑誌「NAGI凪」の2021冬号「還暦からのハローワーク」に我が家の米つくりの
記事が載りました。
本記事に
「特に苦労した(今でも)のが除草作業。チェーン式、アメンボ号、
 共立カルチ除草機とトライ&エラーを重ね、ようやく手押し歩行式の
 除草機に行き着いた。」・・・
と記載されていますが、今回の記事の取材を通じて改めていろいろと
除草器を考案したり、新たに購入したりした変遷についてその使用感や
メリット、デメリットについて記してみたいと思います。


そもそも機械除草器(機)を使うことになったのは米づくりを父親から引き継いだ時に
無肥料無農薬での栽培であることから水田の雑草対策のために除草剤も使えないという
ことから機械除草を模索するうちに生まれたものでした。

2007年から無肥料無農薬栽培を開始したわけですがその前年あたりから
インターネットで機械除草機の情報を収集し、「アメンボ号」なる機械除草機が
ヒットしたため早速購入しました。

とにかくこのアメンボ号を使っての無肥料無農薬の米づくりがスタートしました。

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アメンボ号は歩行式でエンジンで車輪が回転し自走するが除草部分は走行する
勢いで土を引きずったり、かき回したりして雑草の幼い根を浮き上がらせて
除草するタイプです。
従ってある程度水田の中をハイスピードで作業する必要があるのと条間は除草
できても株間の除草精度は低いです。

その次は2010年に「ミニエース」という除草機を購入しました。
昔の木製手押し除草機
  ↓   ↓   ↓
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2連のアルミ製手押し式除草器にエンジンを載せて回転刃が強制的に回転するものです。

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これは除草部の回転爪がエンジンで強制的に回転するので多少の雑草の根は土ごと搔き上げられて水面に
浮かびます。
しかしこれも条間は除草できても株間は専用のアタッチメントを取り付けても除草効率は強制回転でないため
低いままでありました。


さらに2011年に共立の3連のエンジン式カルチ除草機を購入しました。
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これも除草部の回転爪がエンジンで動力回転するものですがミニエースと同じで株間は
除草できるが株間の除草効率は低いままでした。

以上の各除草機はいづれも株間の除草効率は低いのです。
除草の肝は株の周囲の除草をしっかりと行いたいのであって極端にいえば
株間がしっかり除草してあれば条間は多少雑草が生えていても許容できる
くらいなのですね。


この難問を解決すべく上記の各機械除草機の作業合間に人力牽引式の「チェーン除草」なる方法も
何度も何度も何度もいろいろと試行しました。
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なんとか上手く除草できないものかと無い知恵を絞っていろいろなタイプのチェーン除草器を
初年度から何度も何度も試してみました。
しかしこれらの「チェーン除草」は水田の中の土の状態にかなり左右されることが分かってきました。
我が家のような粘土質の土には合わないというかチェーンで土の上を滑らせても土が硬くて雑草の根が
上手く浮き上がらないのですね。
要は水田を選ぶ除草法ということと思います。

で2012年に今度は水田の中を除草機を押して(操作して)歩くということは
体力的にも大変ということもあり乗用式の除草機を考えました。
中古の田植え機と共立のカルチ除草機とチェーン除草器のコラボです。

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この乗用式除草機は新聞に記事に載り結構反響があった。
新聞記事を見てお米を買いたいと連絡をいただいたお客さんもみえました。

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しかしこれも株間の除草能力が低いのですね。
さらに水田の端に行くとUターンするのですがこの時かなり派手に枕地の苗を車輪で
踏み倒してしまうのですね。
これは結構致命的でしたね。

なかなか思うようにいきませんね。

そうこうするうちに2012年にネット検索で見つけた和同産業の水田除草機に衝撃を受けました。
これは条間はもとより株間も完璧に除草できるという優れモノでした。
これです。

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動画はこちらです。


ご覧のとおり回転する刃が苗を挟み込むようにして周りの幼い雑草の根を土ごと浮き上がらせて
しまいます。
まさに究極の除草ですね。
この除草機を使用してから雑草対策で悩むことはなくなりました。
いや救いの神でした。

ただ・・
この除草機2018年に生産最終年となり2019年以降販売しておりません。
メンテナンス部品の供給は2026年まではOKのようですが・・・
優れた除草機構を持っていても生産中止になってしまいますね。
とても残念です。

この除草機の短所としては回転する爪を回すフレキシブルケーブルがよく切れることですね。
私の例ですと1シーズンに4本は切れて交換することになりますが交換に1時間ほどかかるので
2台運用をしたいくらいなのですが生産中止となると二の足を踏みますね。
あと5反の広さでほぼ1日かかってしまいます。
作業速度が極端に遅いということですね。
https://www.wadosng.jp/partslist/?cat=13 和同産業パーツリスト

まぁあと6年ほどあるのでその間にほかの画期的な除草機が開発されるのを待ちますかね。
という気持ちです。
そのうち家庭掃除機のルンバのように水田内を自由に動き回って除草をしてくれる
機械が出てくることを期待してますね。
あと6年間は和同の水田除草機の世話になろうと思ってます。



posted by わたか農園 at 14:15除草

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