登録者研修会の開催通知がきました。
「平成25年度人と自然にやさしいみえの安心食材表示制度登録者研修会のご案内」
という封書が届いた。
研修会場は、伊勢会場、熊野会場、四日市会場、伊賀会場、津会場の5ヶ所で
当地は伊勢会場が近いです。
生産管理や農薬に関する注意点、栽培管理記録などの研修ですが
わが家は無農薬栽培ですから生産管理と栽培管理記録の二つの研修は
しっかり聞いてこようと思ってます。(^.^)
そもそもこの制度は減農薬で安全な農産物を普及させるためと思うのですが、
例えばお米の例では穀物検査というのがあるのでその基準を示すと・・・
水稲うるち玄米の場合
等級 成粒割合 含有水分 被害粒、死米、着色粒、異種穀粒及び異物混入
1等米 70%以上 15%以下 15%以下(着色米は0.1%以下)
2等米 60%以上 15%以下 20%以下(着色米は0.3%以下)
3等米 45%以上 15%以下 30%以下(着色米は0.7%以下)
となってますがあくまで外形検査のみで食味の検査はありません。
(1000粒で1粒までのカメムシ米がある場合は1等米)
(1000粒で3粒までのカメムシ米がある場合は2等米)
(1000粒で7粒までのカメムシ米がある場合は3等米となります)
(1000粒で8粒以上のカメムシ米があれば等外米となる)
この外形検査基準は大変厳しくて農家はカメムシ被害を受けないために農薬を
これでもかというくらい撒くのです。
一方輸入米の基準はとても緩いのです。3等米か等外米くらいの基準なのです。
国産の米も輸入米くらい緩い基準にしてもらえば何度も農薬を撒くことも
無くなるのですが、農薬会社は儲かりませんから・・・
この基準はお米を出荷する時の検査で、この後等級を付けられた米は
中買人や米屋に買われていき実際に店頭に並びますがこの時は
1等米でいくらとか、2等米でいくらとかは値段がつきませんね。
販売する時は表示義務がないのです。
上記の品質表示基準によると、品位(等級)に関しては表示されない。
またそれを表示する義務もないということになります。
したがって、食用米として実際に店頭で販売される精米には、
品位的に1等級から3等級までのばらつきが存在することになるのです。
表示は任意なので表示されることはありませんね。
しかし実際は安い2等米とか3等米を買ってきて色彩選別機にかけて
1等米にしているということも聞きますね。
さて午前中の安心食材表示制度の研修の後、午後からは
6次産業化についての研修会が行われるようです。
つまり
お米を作る(1次産業)
お米を加工する(2次産業)
加工したお米を販売する(3次産業)
合わせて1次+2次+3次=6次産業
というわけですね。
栽培から加工販売まで一貫して販売するモノですね。
例えば「農家レストラン」などは6次産業化のよい例です。
ただ1軒の農家だけではなかなか踏み切れないので
地域ぐるみでなにかできないかと考えてマス。
これができれば漕代地区もかなりイケてる地区になれると
思っているんですが、なかなか・・・