実験その後のその後
まだまだ横を向いたり斜めになっている苗もありますが
そのうち直立してくると思います。
なんとか省エネで米つくりができないかといろいろと思案しているところです。
バケツの中に田んぼの土を入れてなんども代かきをしてから種籾を手で握って
バケツの上からばら撒きしました。
最初はほんとに出芽、成長するのかと思いましたが昨年の稲刈り時にこぼれ落ちた
自生えの稲の健康ぶりにはいつも驚かされますので苗を移植するより種から発芽させる
方が稲のためには根を切ることもないのでいいということですね。
しかし当地は数年前からジャンボタニシが生息するようになったのでこの
直撒き稲作が成功するかどうか予断を許さないのです。
今日も隣町の農家さんに
あんたとこの田んぼようけ(沢山)ジャンボタニシおるので心配してました
と言われた。
うちは30日苗を植えているんで食害にはほとんど遭いませんけど
と答えさせてもらったのですが他の田んぼは農薬を使っているんでわが家ほど
繁殖していないということがわかりました。
無農薬の田んぼは彼らも住みよいのかドンドン増えてきます。
しかし食害を起こす大型のジャンボは冬の耕起でほとんどロータリーの爪の
餌食になってしまい小型のもののみが生き残るのです。
小型のものは食害を起こさないのです。
しかし20日苗の柔らかい葉はやられるかもしれませんね。
それなら硬い30日苗を作ればいいのですが、そうすると苗つくりを
商売にすると経済的ではないのですね。
20苗で出荷した方が儲かるというわけですね。
しかし爺さまに聞いたところ稲はヒタヒタ水でもよく育つということで
むしろヒタヒタ水の方が水温もすぐに暖かくなるし分けつも盛んということです。
ジャンボタニシはヒタヒタ水の環境では動きがピタッと止まってしまいますので
直播して発芽した直後はヒタヒタ水にしておけば食害回避できるかもしれません。
この農法はまだ誰も行っていないので誰かに聞くこともできないのでいろいろ実験を
してみようと思ってます。
そうそう種籾の水田へのばら撒きはいま注目のドローンを考えてます。
GPSを使って正確に田んぼの中をトレースできるそうですから期待大です。