
上の図は稲の交配系譜ですが代表的な「コシヒカリ」は
農林1号と農林22号の交配種です。
農林1号は陸羽132号と森多早生の交配種です。
農林22号は農林6号と農林8号の交配種というように
交配につぐ交配が複雑に絡み合っています。
またコシヒカリ自体も次の世代の親として何種類もの新種が
開発されてます
農家はJAから毎年種子籾を購入するか、3葉ほどに育苗した苗
そのものを購入してきて田植えを行います。
種子籾を購入しなければならないので最近は苗を買ってきて植えるのが
主流で苗を作る農家は減少してます。
まして自家採取した籾を使って苗を作る農家はわが家以外には見かけません。
稲の花粉は遠く2キロ四方まで拡散するということですが同じ開花時期には
別の品種の花粉が飛んできて交配する心配があります。
そうすれば自分ではコシヒカリを栽培しているつもりでも別の稲に変化しているかも
しれません。
当地ではほぼコシヒカリ一色なので交配する心配は少ないのですが先祖帰りという
ことも考えられるということです。
つまり上記の図のようにコシヒカリは農林1号と農林22号の交配ですから
農林1号あるいは農林22号に戻っているやも知れないのです。
ただわが家のような自然栽培では自家採取することで固定種化されるというも
あるのでその点も含めてDNA検査を受けようと思っています。
調べたところ(株)サタケで検査を行っているのでここで定性分析をしてもらう
つもりです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://www.satake-japan.co.jp/ja/products/analysis/breed.html
自家採取10年目ですからこの検査で先祖帰りがなかったらほぼ固定種化
されているのではないかと思いますね。