環境保全型直接支払い制度・・ダメでした。

ことの発端は3月14日の農業新聞に環境保全型直接支払いという
記事が載っていたことによる。

早速、申請書類を6月1日に市役所へ持って行った。
担当の松阪市役所の農水振興課のNさんに書類を渡して説明をして
連絡を待っていた。

実は今日(6月29日)ですが県の担当者と市役所のNさんが拙宅へ
現地調査にきました。
その際、田んぼの様子などをみてもらい栽培法の説明もしましたが
結局は申請を撤回させてもらいました。

たとえば米糠を肥効が現れるほど、1反に数トン程度田んぼに投入すれば
申請条件と合ってくるがわが家は米糠を田んぼ撒くといっても
1坪にスプーン1杯程度ですからとても足りません。
また自家で賄えない以上他所から米糠を買ってきていれるということになり、
とても承服できないことですね。
とんでもない話です。

わが家での米つくりの1丁目1番地が「無肥料」ということです。
そのことにより無農薬でも栽培できるようになってくるのですが、
何トンも米糠を田んぼに撒けば無肥料栽培とは言えなくなってしまいます。
これは譲ることはできないのですね。


この環境保全型直接支払いという制度自体に「無肥料栽培」という概念が
ないのです。
あくまでも慣行栽培の化学肥料を有機肥料(米糠)に替えて環境を
保全しようということですね。
まさに机上の空論というべきものです。
実際、無肥料無農薬栽培を行っている農家は1パーセントもないかもしれませんが
そもそも無肥料無農薬が環境には負荷をかけない究極の栽培法ということが
言えるのですが制度の立案段階でそんな農家が存在していることすら知らなかったのですね。
無知ほど怖いものはないと思いました。

制度の趣旨は環境保全ということですから無肥料栽培も想定すべきことと
思いますけどね。

官僚というものはそんなものですね。

まぁ帰り際に担当者さんが私のような究極の栽培をしている農家があるという
ことを上にあげると言っていたので期待しないで待ってます。


減農薬や有機肥料栽培が環境保全に合致して
無肥料無農薬栽培が環境保全に合わないってのが納得できないですね。

(´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`)







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