来年のことをいうと鬼が笑うか?

今年の1回目のコシヒカリの稲刈りが終わった直後から
もうダメ出しを出している自分がいる。

わが家の田んぼの特徴としては
  ・暖地
  ・広い面積(効率的)
  ・水利も余裕(節水制限になったことがない)
  ・ジャンボタニシが生息
  ・無肥料無農薬栽培
などである。
一般の農薬+化学肥料を使った栽培に比べると1株の分けつが
少ない。
他所の一般栽培では1株の茎数は40本ほどになっているが
わが家の稲は15本~18本程度である。
また穂の長さも養分に比例するためあまり長くはない。


そのため今年は1坪の植え付け密度も60株から70株に増やしてみた。
植え付け本数は標準的な4~5本程度である。
ジャンボタニシのお陰でコナギや稗などの雑草はほぼ皆無であるにも
関わらず収量は昨年と変わらなかった。

昨年は植え付け密度は60株で標準的な植え付け本数でした。
植え付け密度を70株にしてもそれほど変わらなかったという
ことから別の原因があるのではないかと思っている。

原因はジャンボタニシではないかと・・

稲は一般的に田植え後早ければ3週間後から分けつをして株の
茎数が増えてくる。
しかしわが家の稲はそれほど分けつしていない。
これはたぶん無肥料栽培で稲が分けつを起こす養分が少ないのでは
ないかと思っていた。
しかし田植え直後から深水にしているため活発にジャンボタニシが
動き回り分けつしてきた稲の芽も彼らに食べられているのではないかと
思いついた。

ジャンボタニシは自分の体が水面にでるほどのヒタヒタの浅水状態では
動きを止めてじっとしている性質があるため稲が分けつする時期には
ヒタヒタ水にすれば芽を喰われないのではないかと思いついた。
また1株の植え付け本数も10本ほどに増やしてみるつもりです。
こうすれば1株の中心部の稲の分けつは外側の稲に囲まれているので
ジャンボタニシに喰われないのではないかと思っている。

つまり

 植え付け本数を10本程度の太植えにする。
 田植えから3週間までは深水にして雑草の芽をジャンボタニシに食べてもらう。
 分けつが始まる3週間目から出穂期まではヒタヒタ水にしてジャンボタニシの
 動きを止めると分けつした稲の芽が喰われないこととなる。


来年の米つくりはこれでいってみるつもりです。


果たしてうまくいくかどうかは神のみぞ知るですね。


<(_ _)>


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なんだか毎年毎年、課題が生まれてきますね。


ふ~


ふ~



・・・・・・








 

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