種籾の選別と今季2回目の籾摺り作業
使う種籾の選別をしました。
以前は塩水を作って籾を浮かべて沈んだ籾を種籾として確保していました。
いわゆる塩水選という作業です。
今はとても便利な機械があるのですね。
タイガーカワシマのだつぼー君(TDS-100)です。
性能は以前実験をしたことがあります。
つまり塩水選で選別した籾とこの機械で選別した籾を比べてみたのです。
結果は遜色ないくらいの出来でした。
具体的にはこの機械で選別した籾を改めて塩水選してみたのですが
ほとんど沈んだのですね。浮いたのは数粒だけでした。
それ以来稲刈り直後に天日干しした籾をこの機械に通して早期に種籾を
確保してます。
確保した来年使うコシヒカリの種籾はネットに入れてさらに米袋に
入れて土蔵の中で保存しました。
これで一安心ですね。
また夕方からは今季のコシヒカリの籾摺り2回目を行いました。
コシヒカリとしても籾摺りは最後となります。
収量は昨年並みでした。
また今年のコシヒカリの新米の出来はどうなんだろうと毎年
思いますので、いつも頼りにしている敏感な舌を持った義弟に
鑑定をしてもらっています。
昨日持って行ったので今日電話がかかってきて寸評を聞きました。
「毎年毎年味は固定されてきている。
昨年同様、雑味の無いすっきりとした透明感のある味。
お米本来の味がする。
米粒がよく揃っていてコシヒカリ本来のもっちり感もよくでている。
最高級にランクされるお米と思います。」
いや毎年のことながら嬉しい限りです。
もう無肥料無農薬栽培の米つくりは今年で11年目ですから
無肥料栽培本来のすっきりとした透明感のある食味はほぼ
固定されてきましたね。