7月初旬に梅雨が明けてぐんぐんと気温が上昇し当地でも連日40度に
迫る気温が続きました。
たまに32度くらいの日には「今日は随分としのぎ易いなぁ」と感じてしまう
くらいなのでした。
稲は元々は熱帯の植物ですが温帯地方の日本で栽培できるように品種改良されて
きました。特に冷害などで全滅した過去から寒さに強い品種が求められたのです。
しかし最近の温暖化に伴って出穂期に高温になる異常気象が続いており
高温障害がみられるようになってきました。
今年は特に高温が続いていたので低温でも育つように改良された稲は高温に
対応していないため生育不良となってしまいました。
さらに台風が重なってしまいコシヒカリはやや減収で済みましたが、イセヒカリは
大幅に減収してしまいました。
毎年平均的な収穫量の約8割ほどをご予約として前もって注文を受けているのですが
今年はこの8割を切ってしまいました。
これは弱りました。初めての経験です。
もう予約をいただいているのでどうしようかと思案してました。
名案も浮かばないのでお客さまにお願いをして少しづつでも減量をしていただいて
なんとか現時点での収量と合うようにしたいと思って今日から連絡をしています。
みなさま本当にいい方ばかりで快く減量にご協力をいただいております。
なんとかご予約をいただいていたお客さまには行き届くようになりそうです。
いや今年は試練の年でした。
これからも今年のような天気がつづくようなら対策を考えなくてはなりませんが
無肥料無農薬栽培なので除草以外はこれといった対策が思いつきませんが
来シーズンに向けて勉強していきたいと思ってます。
そういえば亡き父親が
「百姓は毎年1年生や!」
とよく言っていたのを思い出しました。(^^;
