お湯での種子消毒って最近流行らない?

昔、種籾の消毒は農薬のない時代ですから
お湯でやっていたんですね。
低温の「熱湯消毒」です。
つまりこれで病原菌の殺菌ができるということが経験則で
わかっていたんだと思います。

しかし農薬が発明されて簡便に殺菌できるようになったので
あっという間に農薬殺菌が広まってしまいました。

でも環境汚染の問題で農薬で殺菌した廃液を処分する際に
安易に下水に流せなくなったので一時温湯消毒が流行ったと聞いてます。



今回、タイガーカワシマ製の温湯消毒器「湯芽工房YS-200L」を購入した際に
担当のヤンマーさんに聞いたら、この温湯消毒器、最近はほとんど売れてませんと
言ってました。

それはそもそも自分で苗を育てて植えるということが激減したとのこと。
農協などから苗を田んぼに運んでもらってその苗をそのまま植えるということですね。
苗は買ってくるものになってます。


これ巧妙な仕組みが・・
わが家以外のほとんどの農家は農協へお米を出荷してますが農協に出荷を
認めてもらうには
 ・毎年毎年農協から種籾を購入するかまたは苗を購入すること
という条件がつきます。
最初は種籾を購入していてもそのうち苗そのものを購入するように
なっていきますね。
育苗の管理が必要なくなりますからね・・


当地でも苗を育てている農家は数えるほどになってきました。

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まぁうちはそもそも農協へ出荷していませんからそんな条件は関係ないのですが、
とにかく安全で安心できるお米を作りたいという気持ちから始めた
無肥料無農薬栽培のコメ作りなのです。


人とは違う米つくりをしたいと思ってます。
ちょっと変わり者ですねぇ。




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