
(中日新聞には当ブログに記事を掲載する許可を得ています)
今日(3月29日)の中日新聞12面「三重版」に掲載されていた記事によると
水稲の化学肥料を入れる入れ物のカプセルが浜辺や海に漂う「マイクロプラスチック」に
なって伊勢湾にも多数流れ込んでいるということです。
慣行栽培の水稲は元肥、追肥など何回も肥料を撒きますが俗に言う「一発肥料」と
言うものは田植え直後に効いてくる肥料、中間期に効くもの、開花期や登熟期に効くものが
多種類混合して徐々にその時期に溶けて効いてくるもので何度も肥料を撒く必要がないのです。
除草剤も一発除草剤があるので慣行栽培はそれこそ田植えから稲刈りまで一度も水田で作業する
こともないのです。
また水位調節もお風呂の水見張り番のように一定の水位になれば給水も止まり、水位が下がってくれば
また一定水位まで自動で給水されます。
こんな超便利な方法での米つくりがほとんどの今の農家ですね。
しかし今日の新聞記事の様に自然をなめているとしっぺ返しが起こりますね。
この水稲で撒かれた肥料の殻はマイクロプラスチックとなって海の生物やそれらから作られた飼料
などになって人の体に入ってきます。
人の考えることはミクロのことばかりでマクロ的な影響などは思いも寄らないのでしょうね。
手前味噌にはなりますがわが家は元から「無肥料・無農薬」栽培を1丁目1番地にしていますから
このような問題はもともと起こりようがありません。
それにお米は他の副食と違って毎食いただきますので無肥料無農薬栽培というのは
とても大事だと今日の新聞を読んで思いました。
なんか肯定してもらえたような記事でしたので嬉しくてアップしてしまいました。