
7月2日に出穂を発見して1週間ほど経ちました。
ほぼ穂揃いまじかになってきてます。
あと数日で「穂揃い」になる感じですね。
水田の水深も20センチに数日前からしています。
ここ2~3日ころとても暑くて大変でしたが実は稲もあまりにも
暑いと折角、出穂しても暑さで受粉ができなくなっていつまでも
穂が垂れてこないということがおきます。
受粉障害ですね。
最近は暑すぎて「高温障害」でお米がいわゆる「しらた」になってしまう
こともありなかなか高温がいろいろ生育障害を発生させてますね。
稲って原産地は暑い地方なので日本では冷害で生育不良がおこり
寒さとの戦いで寒さに強いように品種改良されてきた歴史があるんですが
ここのところの温暖化で今度は逆に暑すぎる気候により「生育不良」が
起こるようになってきてます。
*高温により受粉障害(穂が垂れてこない)
*登熟期の高温障害(シラタの発生)
*高温のため害虫の大量発生
*高温のため雑草の大量発生
体温超えの高温が続くと稲もストレスたまりますもんね。
だいたい人が気持ちよい気候が稲にも気持ちよいように思いますね。
穂肥や農薬を使わない自然栽培ですから高温障害の対策と言っても
田んぼを冷やすことしか対応策がないのです。
かけ流しをして冷たい水を田んぼに流して温まった水を排水すれば
常に田んぼが冷やせるのでこれが1番効果的なのですがそうすると
用水が通常の8倍くらいは使ってしまうので水利組合からはNGをだされます。
そうすると次は深水にして株元の水を冷やせばいいのですが田んぼの畦が低いと
だめなので畦を高くします。
理想的には水深30センチがよいのですがそこまで畦を高くできませんので
20センチが限界ですね。
昨年はこの深水をしなかったので高温障害でシラタが増えました。
今年は出穂期から深水にしてます。
効果があるがどうかは8月下旬にはっきりとわかります。
それまでは深水効果を信じて・・・
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