水深20センチ
初出穂から水田の水深を20センチにしています。
昨年に続いて今年も異常高温で、高温障害の米が多発するとのことです。
最高気温より最低気温の方が障害には顕著に効いてきます。
受粉が正常に行われると籾の外側の袋の中にでんぷんが充填されていきます。
昼間は充填が順調に行われるのですが夜間の気温が25度以上になると折角
籾の中に蓄積されたでんぷんが抜けてしまいます。
その抜けたところに空気が入り込み全体に白いお米になってしまいます。
これが「シラタ」米というもので高温障害の典型的なお米ですね。
このシラタ米を予防するには
慣行栽培では
※ 穂肥を投入する
※ かけ流しを行う
※ 深水にする
などがあるのですが無肥料無農薬栽培のわが家で選択できる予防法は
※ 深水にする
だけが唯一の選択です。
それもかけ流しと同等の効果を得るのは水深30センチが最適なのですが
最低20センチは必要とのことでありなんとか20セントは確保できたので
排水口のせぎ板を高くして水を貯めております。
こうすれば水面は太陽の直射を受けてお湯のように熱くなってきてますが
株元の水温はひんやりとしておりかけ流しと同等の効果があるのではないかと
思ってます。
梅雨明けから連日、体温近くの高温が続き、最低気温も25度以上になる日が
続いており、いままで通りの水深10センチ程度なら完全に昨年と同様に
高温障害が発生してしまうと思ってます。
無肥料無農薬栽培では深水を効果的にできるように来年は30センチの深さの
水を貯められるように畦の改良を行いたいと思っております。
まずは効果がでるか見極めたいと思っております。
大体2~3日毎に給水口を開けて水を5時間ほど入れてます。
1日に1センチほど水位が下がりますので下がった分を補充するという
具合です。
排水口も毎日点検しないと水漏れがあると水位が下がりますから・・・
2日以上の遠出はできませんねぇ ((+_+))
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